「結婚後の働き方は変える必要ある?」の疑問について、お答えします。
答えは「変える必要あり」です。
とはいえ、いきなり仕事を変えるとかではなく、まずは「意識を変える」ことです。
もう少し付け加えると、結婚後も「自分らしく生きるために意識を変え、やがて行動を変える」です。
では、具体的にお伝えします。
【この記事のライター:ながえもん】
人生100年時代
最近は「人生100年時代」という言葉がよく広まっています。
厚生労働省のHPにも、「2007年に日本で生まれた子供の半数が107歳より長く生きると推計」と記載があり、100年という長い期間をいかに充実したものにするかは、一人一人の課題です。
また、働く期間も必然的に長くなります。
せっかく長く働くなら、やりたい仕事に就く、楽しく活き活きと働くことを目指したいところです。
そんな中で、結婚という転機は、自分自身のこれまでのキャリアを振り返り、そして将来に向けてキャリアを再設計するいい機会にもなります。
ライフステージが変わる
結婚というライフステージの変化は、働き方に対する意識変化のきっかけになります。
結婚後は自分だけのペースで生活できるわけではありません。
パートナーと生活を共にするため、全てが自分の都合通りには進まなくなります。
しかし、価値観の違う他人と生活をする、違いを受け入れて共存するプロセスは、自己成長のきっかけにもなります。
パートナーとの日々の切磋琢磨からシナジー効果が得られるのです。
なぜうまくいかないのか?どうすればもっと良くなるのか?など、コミュニケーションは悩み、考え、改善しながら生活を続けることで、互いに成長できます。
キャリアを語れるパートナーの存在
みなさんは、パートナーとキャリアについて話し合ったことはありますか?
お互いのキャリアの方向性を決めずに、もやもやしたまま生活していると、いつの間にか子どもが生まれ、子育てに追われるうちに次のライフステージに突入してしまいます。
内なる気持ちをパートナーと語り合う
結婚のメリットは、内なる気持ちや、不安、もやもやした感情などをそばで寄り添い、話を聞いてくれるパートナーができること。
人は話すことで、思考が整理され、前向きな気持ちになりやすくなります。
つまり、良い意味で、意識や行動の変化に繋がっていきます。
一度、キャリアについてパートナーととことん語り合ってみてはいかがでしょうか。
ただし、お互い意見のぶつけ合いは逆効果になってしまいます。
以下を参考に、お互いの価値観を共有しながら語り合えると、うまく会話が進むと思います。
価値感の共有
パートナーとの間で、働くことについての価値観共有をしましょう。
どうすればいいかではなく、「どうしたいか」を共有するのがポイントです。
お互いの価値観に共感しながら理解を深め、大枠の方向性から徐々に具体的な部分まで話し合えるのが理想です。
キャリアについて語るテーマはたくさんある
少しずつで良いので、いろんなテーマについて語り合う時間を作りましょう。
・子どもができてからの働き方をどうしたいか
・自分がどのように成長したいか
・10年後、20年後にどうなっていたいか
・どのようなスキルをつけたいか
・60歳や70歳の時に、どうなっていたいか
・どんな職業に就きたいのか。(今の職業を続けることを前提としても、しなくてもも良い)
などなどテーマは盛りだくさんです。
お互いの理解を深めるステップ
お互いの価値観を共有し、理解を深めるにはステップがあります。
大事なのは「否定をせず」、パートナーの思いにしっかりと耳を傾けることです。
理解のステップ
パートナーとの価値観理解のステップは以下です。
時間をかけて、相互理解を深めます。
(STEP1)「語り合うこと」
(STEP2)「相手の価値観を理解する」
(STEP3)「望んでいる未来を共有する」
(STEP1)「語り合うこと」
とにかく、自分の夢や希望、悩んでいること、まだ決めていないことなどを語りつくしましょう。
ここで大事なのは、この段階で「アドバイスをしない」「問題解決しようとしない」「指摘をしないこと」
自分の価値観に合わない考えが見えてきても、決して否定しないようにしましょう。
結婚して、お互いのことを知ったつもりでいても、内面は意外と知らないことだらけなのがわかると思います。
いつもと会話する環境を変えてみるのも効果的です。
(STEP2)「相手の価値観を理解する」
価値観は違って当然です。
否定をせずに受け入れるように努めましょう。
結婚生活で最も大事なことは、「お互いの価値観を受け入れること」につきると思います。
「どうしてそうなりたいと思うのか」などSTEP1で相手が語った内容に質問し、その価値観に行きついた背景を理解します。
(STEP3)「望んでいる未来を共有する」
お互いの価値観が見えてきたら、ありたい将来像についても共有します。
この段階から、少しずつ望む将来に向けて、どうしてゆけばいいか、課題などを洗い出していきます。
【補足】やりたいことを書き出す
やりたいことを書き出し、見える化しておきましょう。
見える化することで、望んでいる未来を客観視でき、目標の明確化、モチベーション向上や行動力アップが期待できます。
「やりたいことを、ノートに書き出す」について以下も参考にしてください。
また、ロバート・ハリスの人生の100のリストも効果的です。
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将来の働き方に向けたポイント
前述の通り、「人生100年時代」です。
様々な環境変化に直面することになります。
「こうあるべきだ」という考え方に固執せずに、柔軟性を持ちましょう。
以下を参考に、意識を変え、やがては行動変化に繋がれば幸いです。
選択肢の幅を広げる
複数のキャリアの選択肢をもち、さらには複数の選択肢を同時に実行する、パラレルキャリアもこれからは大事になります。
長期的に複数の稼ぎ口をもつことを目標にできるとよいです。
そのためには、今からできるスキルアップなどの検討も必要になります。
ORではなくAND
キャリアの選択は「どちらかを選ぶ」(OR)ではなく、「どちらも選ぶ」(AND)がこれからの生き方。
その理由は、人生100年時代にあります。
例えば、「育児と仕事」、「できる仕事(本業)とやりたい仕事(副業)」など。
一番大事なのは、その時の環境に振り回されずに、どれだけ「自分らしくいられる働き方を選べるか」です。
結婚後はチームプレイで
結婚後は子育ても含め、「協力しながら、さらに自己実現も目指す!」です。
自分たちのやりたいことも実現できるよう、意識を変えていきます。
特に子どもは、親の背中を見て育ちます。
活き活きとした生き方をしている、親の背中を見せるのが一番の教育です。
そのためには、パートナーと協力し、お互いの負担を減らせるようにな生活スタイルが理想です。
お互い、しっかりと語り合い価値観共有できたら、良い関係性が築けると思います。
まとめ
パートナーとの価値観共有、お互いを理解した先には、思いやる気持ちや、未来思考といった意識の変化が表れてきます。
その先には、学ぶ、今を変える、将来に向けて自己投資するなど行動変化も始まると思います。
結婚というライフステージの変化をきっかけに、より良い方向に働き方を変えてみてはいかがでしょうか。