キャリアコンサルタントを目指す方へ、キャリアコンサルタント養成講座の実施機関の紹介です。
キャリアコンサルタント試験の受験資格
キャリアコンサルタント試験には「受験資格」があります。
受験資格
以下のいずれか一つを満たせば受験できます。
①厚生労働大臣が認定する講習の課程を修了した方
②労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力開発及び向上のいずれかに関する相談に関し3年以上の経験を有する方
③技能検定キャリアコンサルティング職種の学科試験又は実技試験に合格した方
詳細は以下を確認ください。
<(参考)JCDA:試験要件>
受験者のうち大半が講習の課程を修了した方です
受験資格のうち、「厚生労働大臣が認定する講習の課程を修了した方」の条件をクリアして受験される方が大半です。
(第19回試験での受験資格別結果を参考添付)
受講料
各実施機関のサイトより費用を確認してください。
何れの機関においても、教育訓練給付金の対象講座となっています。なので、受講料の最大70%が国から支払われます。
専門実践教育訓練給付制度
キャリアコンサルタント養成講座は教育訓練給付金の受給対象講座です。
学費の最大70%が国から支払われます(条件あり)
簡単に説明すると
- 養成講座受講終了時点:学費の50%を支給
- 養成講座受講対象回の国家試験の学科/実技の両方をストレート合格:残りの学費20%を支給
専門実践教育訓練給付とは
専門実践教育訓練給付は、中長期的なキャリア形成を支援するため、平成26年10月から拡充された教育訓練給付金です。
キャリアコンサルタント養成講座の多くが、厚生労働大臣が指定する専門実践教育訓練となっています。
申請手続き
手続きは最寄りのハローワークにて実施します。
(最寄りのハローワークを調べる(厚生労働省))
支給条件
支給対象者は雇用保険の被保険者です。
(1)在職中の方
専門実践教育訓練の受講開始日に、支給要件期間(同一の事業主に一般被保険者等または短期雇用特例被保険者として雇用された期間)が3年以上(※)ある方
(2)求職中の方
一般被保険者等の資格を喪失した日(離職日の翌日)以降、受講開始日までが1年以内であり、かつ、支給要件期間が3年以上(※)ある方
※(1)(2)とも、当分の間、初めて専門実践教育訓練給付金の支給を受けようとする方については、支給要件期間が2年以上であれば受給可能となります。(2022年5月時点)
詳しくは以下のリンクより確認してください。
■参考リンク
支給対象条件などの詳細は以下のサイトより確認してください。
・教育訓練給付について(厚生労働省)
・政府広報オンライン
・教育訓練給付制度(ハローワーク インターネットサービス)
適用対象期間の延長
給付の適用対象期間延長があります。(最大20年(2022年5月現在))
被保険者であった方のうち、離職日の翌日以降1年間のうちに妊娠、出産等の理由により、引き続き30日以上教育訓練の受講を開始することができない場合、給付の対象期間を延長することができます。
【延長理由】:妊娠、出産、育児、疾病、負傷など
詳しくは最寄りのハローワークに相談ください。
■関連資料
・厚生労働省:適用対象期間延長について(PDF)
注意事項
教育訓練を途中でやめた場合や、講座ごとの基準により定められた訓練期間中に修了する見込みがなくなった場合は、それ以降支給されなくなります。
訓練対応キャリアコンサルティングの実施
受講開始日の1ヶ月前までに訓練対応キャリアコンサルタントによる訓練前キャリアコンサルティングを受ける必要があります
。
訓練対応キャリアコンサルタントの所在は最寄りのハローワークへお尋ねください。
スクール選びのポイント
養成講座の実施機関は年々増加傾向にあります。
スクール選びポイントについて記載します。
ライフスタイルに合ったスクール選びを
働きながら、子育てや介護と両立しながら学ぶケースが多いと思います。
それぞれのライフスタイルにあったスクールを選ぶことになります。
講座は朝から夕方まで実施しますので、終日スケジュールを確保する必要があります。
平日コースか土日コースか
ライフスタイルに合わせて平日のコースか、土日のコースかを選ぶことになります。
実施機関によっては、両方のコース設けられている場合と、土日コースのみの場合もあります。
振替受講が可能なスクールを選ぶ
急な都合で受講ができなくなった場合、他の日へ振替受講が可能なスクールを選ぶと便利です。
オンラインか通学か
現在、ほとんどの機関でオンラインコースが開設されてますので、自宅からの受講が可能です。
自宅の近くに養成講座のスクールがなくても、オンラインで受講が可能なためスクール選びの選択肢が広がっています。
養成講座実施機関【全国】
ここからはキャリアコンサルタントの養成講座実施機関を紹介します。
日本マンパワー
通信教育+スクーリングのハイブリッド型です。
受験団体は日本キャリア開発協会(JCDA)に対応しています。
<URL>:キャリアコンサルタント|日本マンパワー
リカレント
通学とオンラインの両方に対応しています。
受験団体は日本キャリア開発協会(JCDA)、キャリアコンサルティング協議会の両方に対応しています。
<URL>:国家資格キャリアコンサルタント養成講座 | リカレントキャリアデザインスクール
GCDF
通学とオンラインの両方に対応しています。
受験団体はキャリアコンサルティング協議会に対応しています。
<URL>:https://www.career-npo.org/GCDF/
東京リーガルマインド
通学とオンラインの両方に対応しています。(PR)
受験団体はキャリアコンサルティング協議会に対応しています。
ヒューマンアカデミー
通学とオンラインの両方に対応しています。(PR)
受験団体はキャリアコンサルティング協議会に対応しています。
株式会社 パソナ
通学とオンラインの両方に対応しています。
受験団体はキャリアコンサルティング協議会に対応しています。
<URL>:https://100-year-career.net/traning
一般社団法人日本産業カウンセラー協会
通学での対応です。(理論など一部オンライン)
<URL>:https://www.jaico.cc/
養成講座実施機関【関西】
公益財団法人関西 カウンセリングセンター
通学での対応です。
受験団体はキャリアコンサルティング協議会に対応しています。
<URL>:https://www.kscc.or.jp/wp/qualification/qualification_career
一般社団法人地域連携プラットフォーム
オンライン対応です。
受講料が安い点、さらには夜間コースがあります。
講座説明会が定期的に開催されています。(PR)